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外壁塗装の種類や塗料の選び方・耐用年数の違い概要まとめ

2021年11月08日

「外壁塗装の施工を考えているけど、塗料の種類ごとの違いや耐用年数などの違いが分からない…!」

こんな疑問や悩みはお持ちではないでしょうか!


塗料の種類によって耐用年数や機能性が異なる外壁塗装は、専門知識が無い方では分からないことばかりですよね(汗)


ですが一回の施工が高額な外壁塗装は、安いという理由だけで塗料を選択すると後で失敗したと後悔することも・・・

そんなトラブルを未然に防ぐために、当記事では外壁塗装の施工前に知っておきたい塗料の特徴や種類の詳細を解説していきます!




外壁塗装は種類・グレードによって耐用年数が異なる




結論から言うと外壁塗装は、塗料の種類やグレードによって耐用年数が大きく異なります!


失敗しない外壁塗装を実現するためには、コストとグレードのバランスが取れた塗料の選択が重要なポイントです♪


そんな塗料の種類で使用されることの多い、以下の代表的な塗料の特徴や耐久年数の詳細を解説していきましょう。


  • アクリル塗料(不推奨)
  • ウレタン塗料(不推奨)
  • シリコン塗料
  • ラジカル塗料
  • ピュアアクリル
  • フッ素塗料
  • 無機塗装

それぞれ順番に、概要を紹介してきますね!




アクリル塗料(不推奨)


絵の具の素材としても聞き馴染みの強いアクリル性塗料は、最も安価で施工を行える代わりに最も耐用年数が短い塗料です!

耐用年数は3年〜8年と数ある塗料の中でも最短で、近い将来取り壊しがある物件など特別な事情がない限りは推奨されない塗料となっています(汗)


また汚れが付着しやすく新築のような見栄えに蘇る折角の外壁塗装後の質感が保ちにくいのも、アクリル塗料のデメリット。

塗り替えを頻繁に行う必要があるため平屋などDIYでも簡単に外壁塗装が行える物件以外は、足場の設置費用で逆に高く付いてしまう点に注意が必要でしょう・・・!




ウレタン塗料(不推奨)


アクリル塗料に続いて安価な塗料で、耐用年数が短い塗料として有名なのがウレタン塗料!

紫外線に弱いというデメリットを抱えている都合上、耐用年数は5年〜7年と短いのがデメリット・・・


そのためアクリル塗料と同様に物件の売却予定など特別な事情がない限り、住宅への外壁塗装に使用されることの少ない塗料となっています。

更に塗料自体が伸縮性を持ちひび割れし難い反面、一度汚れが付着すると汚染されやすい一長一短の性能も注意が必要です(汗)




シリコン塗料


外壁塗装の塗料として耐用年数とコストのバランスに優れており、カラーバリエーションも豊富で高い人気を誇る塗料がシリコン塗料です!

シリコン塗料の耐用年数は10〜15年(屋根塗装は8〜12年)で、新築のような光沢感を持ち汚れが付着しにくい塗料となっています。

また600度近くの温度にも耐えることが可能で、耐水性も高いため住宅用の塗料として最適な性能を誇るのも大きなメリット♪


ただしひび割れが発生しやすいデメリットを抱えており、同等のコストで性能面に優れたラジカル塗料の登場など検討材料が多いので注意しましょう!




ラジカル塗料


新技術によりシリコン塗料と同等のコストにも関わらず、耐用年数が向上したコストパフォーマンス良好の塗料がラジカル制御塗料!

ラジカルを簡単に説明すると汚れの原因となる物質で、ラジカル制御塗料には汚れの原因であるラジカルを制御する成分が含まれています(笑)


ラジカル塗料の耐用年数は14〜16年で、非常に汚れに強くシリコンと同等の費用で高い耐久度を持つのが最大の魅力です♪


デメリットとしては塗料が発売されて16年以上を経過していないため、詳細な結果や実績に関して不明な点が多いのが実情となっております(汗)



またカラーバリエーションもシリコン塗料と比較すると少ないため、拘りの配色を希望の方は注意が必要です・・・!




ピュアアクリル


アクリル塗料から不純物を取り除き、耐久性の高い新しい塗料が「ピュアアクリル」と呼ばれる塗料です!

ピュアアクリルの耐用年数は15〜20年と高い耐性を持つ塗料で、高い防水性能が特徴の外壁塗装となっています♪


欠点としてはゴムのように汚れやすい点や、コストも高く取扱業者が限られていることなどがデメリット(涙)



通常のアクリル塗料とは全く別物の塗料グレードとなるため、間違えないように注意しましょう・・・!




フッ素塗料


蛍石と呼ばれる原料を使用して作られた塗料が、フッ素塗料と呼ばれる塗料です!

耐用年数の長さが最大の特徴で15〜20年近くの耐久性能を持ち、ピュアアクリルと異なり汚れにも強い塗料となっています♪


フッ素はフライパンの表面加工にも使われている強力な素材で、六本木ヒルズや東京スカイツリー等の大型建造物にも使用・・・!



唯一の欠点は高額な施工料と、ピュアアクリルと異なり塗料が硬いため地震などでひび割れが発生しやすい点がデメリットです(涙)




無機塗装


塗料に使用されることの多い樹脂成分を使わずに、ガラスなどの鉱物となる無機成分を主体とした塗料が無機塗料です!

耐用年数は驚きの20〜25年で、一度塗装してしまえば当面の間は工事が必要ありません・・・!


また樹脂を含まないため火に強い不燃性を持ち、有機物を含まないため苔やカビなどが付着しない点など性能面も優れています♪


欠点としては塗料のグレードで最高ランクの高いコストと、ツヤ消しができないため光沢のある外壁塗装を望んでいないかたは注意が必要です(汗)



足場の設置費用が勿体ないと感じる方には特に最適な塗料なので、コストを上げてでも耐用年数の長さを最優先したい方は是非検討してみて下さい♪




機能性塗料の一例




住宅の外観を美しく保つ外壁塗装ですが、中には機能性塗料と呼ばれる様々な効果を持つ塗料が存在します!

再度外壁塗装を検討している方であれば、長年住み慣れた住宅で求めている機能が出てくるのではないでしょうか・・・?(笑)


そんな機能性を持つ塗料の一例を紹介してきますね♪




防水塗装


住宅の大敵である水分が内部に侵入する要素を無くしたい塗料を求めている方に、おすすめな機能性塗料が防水塗装!

水分の侵入は住宅自体の耐久度を落としてしまうだけではなく、カビの発生により住まいの方へ健康被害を及ぼすことも(汗)


そんな水分の侵入を防ぐことに特化した塗料が防水塗装で、雨の多い地域に住まいの方に最適な塗料となっています!



特に雨漏りが侵入しやすい屋根に採用することの多い塗料なので、外壁と別で防水機能性を搭載した塗料を使用するのもおすすめです♪




防音塗料


楽器などの趣味を持つ方で騒音が気になる方におすすめしたいのが、音をシャットアウトする機能を持つ防音塗料!

塗料に振動を吸収できる成分を混ぜることで空気の振動を減らし、外部からの音や内部からの音が漏れる原因を消すことができます♪


コンクリート構造の採用や二重ガラスなどの大規模工事も必要なく、コスト面に優れているのも防音塗料の嬉しいポイントです。

また防音塗料は発売されているメーカーによって構造は様々なので、各メーカーが発表している防音の仕組みや実験のデーターなどをチェックしてみましょう!




断熱塗料


熱や冷気といった外気温を通さず、内部の温度を一定に保つことが期待できる塗料が断熱塗料と呼ばれる機能性塗料です!

寒暖差の激しい地域などでは効果が高く、1年中快適な気温に保ちやすいことからエアコン代の節約をおこなうことも可能。


後述する光を反射することで熱が上がりすぎることを防ぐ遮熱塗料と異なり、寒さの原因となる冷気もシャットアウトする効果があります♪


ただし住宅の構造によっては効果が実感できない場合もあるため、断熱塗料に適した住宅か念入りに相談するなどの確認が必要でしょう(汗)




事前に知っておきたい外壁塗装の施工方法



外壁塗装の施工方法は仕上がりに関しては1つだけではなく、使用する道具も複数種類があります!

使用する道具によって、それぞれ得意分野や苦手分野を持っているのでご自宅にピッタリの施工方法を選びたいですよね。


業者選びを行う前に知っておきたい、外壁塗装の施工方法による仕上がりの違いに関しても順を追って解説していきましょう♪




ローラー塗り


最も外壁塗装で一般的なのが、職人の手作業により施工を行うローラーを使用した「ローラー塗り」です!

施工する際の音も静かな上に、分厚く膜厚をつけることが可能で耐用年数も最も高いのが魅力ですね♪


ただし膜厚が分厚い分、乾く時間が掛かるので施工時間が長くなる点がデメリットとなります。

また使用されるローラーも羊毛を使用した「ウールローラー」と、最も厚い膜厚を実現できる「砂骨ローラー」の2種類が存在!



一般的なウールローラーと異なり砂骨ローラーは「さざなみ」と呼ばれる特有の凹凸が発生するなど、実現したい仕上がりによって選択を行います!




吹き付け塗装


スプレーガンと呼ばれる業務用の特殊塗装道具で、一気に塗り上げる塗装が「吹き付け塗装」!

手作業のローラー塗りと異なり、均一に塗料を吹き付けることができるのでムラが発生しにくく均一に塗装を行うことができます♪


デメリットとしては作業中に大きな音が発生することや、塗料の飛散トラブルが最も多い施工方法です(汗)



また膜厚が薄くなる分、耐用年数も下がる傾向があるのも吹き付け塗装の欠点でしょう・・・




刷毛塗り


ローラー塗りや吹き付け塗装が行えない、細かい部分で塗装を行う場合に使用されることが多いのが「刷毛塗り」です♪

住宅ではどうしても、ローラーが使用できない細かい部分での塗装作業が発生する場合がございます!


そんな時には刷毛を使用して、手作業で丁寧に仕上げることで対応することが可能です。




外壁塗装の再度塗り替え時期を行う目安やサイン



外壁塗装の施工を検討している方で、気になるのが外壁塗装を行う目安やタイミングではないでしょうか。



そんな外壁塗装を行うタイミングの目安に関しても、順を追って詳細を解説していきましょう!




チョーキングが発生している


チョーキングとは外壁を手のひらで撫でると、チョークの粉のような成分が手に付着する現象のことです!



外部の自然現象により外壁の塗装が劣化し起こる現象で、放置すると家の腐食を促進する水分を侵入させてしまいます(涙)

大切な自宅で末永く快適に過ごすためにも、チョーキングは最も簡単に外壁塗装の目安を見分けるサインでしょう♪




ひび割れ



日本国内は地震や台風といった振動が自宅に伝わる機会が多いため、外壁にひび割れ症状が発生することも珍しくありません!

チョーキングと同様に自宅内部に水分が侵入する要素となるため、ひび割れが目立ってきた場合にも外壁塗装を行うサインと考えて良いでしょう♪




太陽パネル設置前



屋根に設置することの多い太陽パネルは、一度設置すると再度塗装を行う場合には着脱の工賃が発生してしまいます(汗)

太陽パネルの着脱は追加料金が高額なので、無駄な費用を発生させないためにも節約したい工賃の1つです・・・!


そのため太陽パネルの設置前に屋根塗装を済ませておけば、着脱の際に伴う工賃を抑えて外壁塗装を行うことができますよ♪




外壁塗装に関する疑問はLINEでご相談可能を承っています♪


外壁塗装の種類ごとの特徴やグレード、おおまかな目的や機能など事前に覚える必要のある項目が無数の外壁塗装。


外壁塗装の大まかな種類の概要を簡単にお伝えしましたが、気になる疑問点が浮かぶ方も多いのではないでしょうか・・・?



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気になる機能性塗料の塗料に関する詳細など、どんな質問でも不安を感じているのであれば是非ご相談下さい♪

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